成型を終えた製品を十分に乾かしたあと1回目の焼成(素焼き窯)を行います。
乾燥したままの製品はもろくて崩れやすいので、800℃前後で1度焼成を行って後の作業がやりやすいようにしておきます。
素焼きを終えたら、下絵付け(一般的には染付といいます)をする製品はこの段階で下絵作業を行います。
下絵付けを行わない製品はそのまま釉薬を施して2度目の焼成(本窯)を行います。
木田製陶では、本窯は約1250℃~1300℃で焼成します。焼成時間は約12時間~14時間で、焼成後に窯がさめるのをまって製品を取り出します。
こうして九谷焼の素地が完成します。